紅鬼神†妖怪との禁断な恋†



「悪かったな」


ぽんっと黒羽の手がのる
やっぱり爽とは違う


「……じゃあな」
「うん…」


黒羽の優しい笑顔


「湾、籥、行くぞ」


二人は頭を下げ走り出した


「刹奈」



爽の大きな手を握りしめた


「じゃあな…黒羽」
「あぁ…」



黒羽はずっと私を見ている
なんなの…この胸騒ぎ


「刹奈、行くぞ」






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