紅鬼神†妖怪との禁断な恋†

ー３章ー

Side 爽

刹那女―――


それは俺が人生で一番手に入れたかった女


人生で一番時間をかけた女


だから、見つかった時
嬉しすぎてお母様に抱きついてしまった。


我ながら恥ずかしかった


だけど、それより嬉しさの方が上だ



紅い髪 紅い瞳
君にとても似合う情熱の紅


見た瞬間―――

ｿﾞｸｯとしたんだ