紅鬼神†妖怪との禁断な恋†




少し悲し気に笑う


「鬼だから」



――鬼



「……じゃあ、私も?
歳をとらないの?」


「あぁ…少しずつ、少しずつ歳をとる……鬼は永遠に長い命を皆と共に…」



少し開いた窓を
眩しそうに見つめる




「桜だ…」


「桜?」



私は窓を見る



「どれ?」


「あの木だ」




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