あのね、スキ

家は立派で中は広くて、
きっとお嬢様育ちなんだろうな〜

先輩の1つ上って事は、
19歳くらいなのかな?

あんなに大人っぽいから、
二十歳過ぎって言っても
ばれないだろーな。


「今、お茶いれるから適当に座ってて〜!」


キッチンから聞こえる由季さんの声に、"お構いなく"と返し、近くのソファーへと腰を下ろしたあたしは、


棚の上に立てられた写真立てを見て一瞬、フリーズした。


『....。』



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