あのね、スキ

だけど!

不安になったって先輩はあたしに
振り向いてくれる訳じゃない。


なら、先輩の前ではずっと笑顔でいようと


あたしは決めたのだ!



あの日を境に先輩を見かけ(待ち伏せ)
ては声をかけ、放課後は教室まで
お迎えにあがる。

それがあたしの日課。


もちろん、先輩は


「まじ、いい加減にしろよ」


低い声で凄んでくる。
うん....怖い

確かにあたしって、振られた分際でウザい。

大丈夫、ちゃんと分かってるから



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