honey*bitter~赤い車の秘密

〜side俊介





――――



ちいの希望で、車を市街地から少し離れた海へ走らせた。



数分経つと、隣でもうすでにうとうとしてるちい。



少しあどけない寝顔。
それが可愛くて、あえて声はかけずに


起こさないように助手席のシートを倒した。
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