だから、また君は
「あ、瑞季いた☆」
02人でいるところに
来たのは智子だった。
「さと?どした?」
「今日部活あるでしょー」
「あ」
智子はあんなことがあったのに
前と変わらず接してくれていた。
ありがと、さと。
「相田くんも部活いきなよ?」
「…誰だっけ」
「篠田智子。いい加減覚えて」
智子はわたしの手を握った。
「そして、瑞季はわたしのもの」
「…ちょ!!」
「さらばだあ♪」
「じゃあね、将」
01人教室に残された将は
ため息をついてから机に突っ伏した。
「…なんなんだよ…これ」