だから、また君は
02年前。
「瑞季は志望どこにする?」
「うちらは柏木高校だよ♪」
紗季と千秋とわたしは結構仲良しで
塾でも賑やかなグループだったと思う。
「02人頭いいもんね~」
02人が目指してたのは、
今通ってる陽明高校の01ランク下。
それも十分高い偏差値だけど。
「わたしは…まだ未定。」
「瑞季順位普通だもんね~」
「木阪くらいじゃない?」
言われた高校は、
進学校とはあまり言えない
ローカルな高校だった。
「んーそうかも♪」
この、わたしの言葉が
全ての原因だったのかもしれない。