だから、また君は

身内話を繰り広げていると
隣から不機嫌な声が聞こえた。


「向島…。」


将が怒りの炎を纏って
先輩の肩をつかんでいた。


「なんだ相田…先輩をつけろ」
「昔話はどーでもいいです。
さっさと花火しましょ?」


智子と僚先輩も頷いている。


「…わかった」


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