だから、また君は
唇へのキス。
甘くて…切なくて。
01回…02回とキスをされるたび
智子と将が遠ざかっていく。
でも…なんだか幸せな気持ち。
「あんまり…抵抗しないね」
「…だって」
「まぁいいや。」
唇を離れ、今度は首へ。
感じたことの無い感覚に、
身体中が過敏に反応している。
先輩の手が体の一部に触れたとたん
わたしは理性を取り戻した。
「や、やめてください」
「…ん?」
「こんなこと…」
「俺はみいが好きなんだ。」
「わたしは…」
「誰かを本気で好きになったことがあるか?」