だから、また君は


「部活?行かなくていいの?」


不安そうな目で俺を見る。

折れそうな程、華奢な体。
見慣れた黒ぶちの眼鏡。
やわらかそうなフワフワな髪の毛。


触りたい衝動にかられて、
思わず頭を撫でていた。


「…!!//」
「…ご、ごめん!!」


俺を見上げた顔は真っ赤で
俺もつられて頬を染めた。


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