だから、また君は


試合後、シャワーを浴びてすぐ
先輩を連れて公園へと向かおうとした。


俺…なんでこんなこと…


そう思いつつ、校舎を出ると
01人の女子にぶつかった。


「ごめん!!」
「あ、相田くんっ!!」


予想外に自分の名前を呼ばれ
驚いてふりむいた。


そこにいたのは、綺麗に髪を巻き、
薄く化粧もした目が大きい子。


…知らない。


「同クラの高田だけど…」


たかだ…あ、あいつか。


「高田さんが何か?」


高田というギャルは、
息を吐いてから俺を見た。


「好きです、とっても」


なんで今なんだよ。


「ずっと言おうと思ってて」


俺は…


「付き合ってくれたらいいなって。」


瑞季が…


「ダメですか?」



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