だから、また君は


いつからだろう。

俺は女から告られる度に、
嫌悪感を感じて続けていた。


それはなぜか?


答え

女はうるさい。
女はこまかい。
女は面倒くさい


でも、瑞季と一緒にいるようになっても
はじめて嫌悪感を感じなかった。


それよりも好感しか感じなくて。


あいつが女なのに友達になったことや
あいつが女なのに素直になれたり。


自分の中で異性に隔ててた壁が
どんどん無くなっていくのを、
俺は心のどこかで感じていた。


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