だから、また君は


「ちょっと!!」


俺の静止も聞かずに
美里さんは話し続ける。


「恋愛に悩むって青春ですね」
「…もういいよ」
「わたしもあの頃に戻りたい。
恋愛事で悩み続けたいし、
祐樹さんに文句も言いたい。」
「…美里さん?」


するとリビングの扉がいきなり開いて
美里さんが半泣きで叫んできた。


「悩め!!悩めるなら悩め!!
それは幸せなことなんだし、
今しかできないことだから!!
人に泣き付くんじゃなくて、
自分で納得して行動しなさぃ」


言い終わると、
泣きながら和室へ戻ってしまった。

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