もっと…ずっと…
・―・正律高校二年の春
「いったいいつになったらその格好を戻してくるんだ!!
その茶色い髪に短すぎるスカートの丈に派手な化粧本当どうなってるんだ!」
うるさく怒鳴るのは2年の生徒指導の柳 誠(ヤナギ マコト)だコイツに目をつけられたらしつこく怒鳴ってくる。2年はみんな嫌ってる。
そして…怒鳴られてるのが…私比佐見 梓(ヒサミ アズサ)2年C組でロングの茶髪に派手な化粧でジャラジャラつけたピアスや指輪などのアクセサリースカートの丈は膝上20センチ。3日振りに学校に行くと柳に校門で見つかり只今怒鳴られ中…
「比佐見!お前聞いてるのか?」
「わかったわかったそのうち直すよじゃーねー☆」
「おっおい待て!」
梓は適当に返事をして指導室を出て校庭へ向かって走った
「授業は2時間目からでいいや」
説教のせいで既に1時間目は始まっていた。
キーンコーンカーンコーン―・
1時間目が終わる合図が鳴った
それと同時にさっきまで静かだった校庭がいっきに騒がしくなった。