きっと、最後の恋
待ち合わせ場所に行くと
瑞希はもう来てた。
「ごめん…急に呼んで」
「いや、大丈夫だよ」
言わなきゃ…
「あのね、瑞希に話があるんだ」
「…うん」
がんばれ!自分!
「別れよ??…ごめんね。今まで気づかなくて」
「え…??」
「瑞希、李羅さんが好きなんだよね??…てか、言ってくれればよかったのに」
ヤバい…
涙でそう…
「でも、よかったね!!好きな人と婚約できて。絶対幸せになってよ!!」
ダメ…出てこないで!!
「私のことは気にしないで!瑞希が幸せなら、それでいいから。」
私は笑顔を作った。
未練があるって気づかれないように。
「だから…ばいばい」