ヴァンパイア様と猫

２

あのあと、説教を受けたあたしと裟菟。


いやー…HR中に騒ぐものじゃないね☆


長ーい説教(約１時間)も終わって貴重な放課後の時間が若干潰れてしまった…。


説教の後、裟菟は「部活遅れすぎで練習メニュー増やされる」みたいなことを言ってサッサと部活に行ってしまった。


佑祢は佑祢で親に早く帰ってこいって言われたみたいでいないし。


放課後に一人なんて………初めてかも。




もともと家に早く帰らないあたしなのでブラブラすることにした。


いわゆるウィンドウショッピング…みたいな？


にしてもやっぱり一人ってつまんないよなー………。


オシャレなカフェを見つけたので入ってみたが…一人だとなんか浮くなー。


なんて思いながらも窓際の席に座った。


ホットミルクを注文して街行く人々を眺めているとふいに影がかかった。


疑問に思い、顔を上げれば………同じ高校の先輩がいた。


一年の時、結構お世話になっていたので覚えていたみたい。


先輩の隣には同じ高校の制服をきた人達。


多分…この人達も制服だ。


「畝妓(せき)先輩？」


笑顔のみが返ってきた。





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