ヴァンパイア様と猫


「ぅーん…そうだよね。 自分の考え?常識?を人に押し付けちゃダメだよね!!」


そう(何故か分からないが)意気込んで立ち上がった。


意気込んで立ち上がったのまではよかった。


そこまではよかったのだ。


よかったのだが………


「ぅにゃあ!?」


ベッドの上で体育座りしてたものだから立ったのも必然的にベッドの上なワケで…


もちろん、バランスも悪いワケで…


見事にベッドから落ちましたよ。




けど衝撃は一切ナシ。


不思議に思うがなんとなく分かっている。


だって今までの経験(2・3日)から分からない方が普通に考えておかしいだろう。


「あ…ありがと、水橋クン…」


どうだ、顔も見ない内に言ったぞ!!!!!!


「どーいたしまして…と言いたいところだけど…」


言いたいところだけど?


何、その続きがめちゃくちゃ気になるんですけど。


「なんで名字?」


……………にゃ?


「…今までの流れとなんか関係あるの?」


いや、普通に考えてないよね。


「………ある(?)」


この人、あるって言ったー!!


しかも副音声?でハテナがついたよー!!





.

< 32 / 144 >

この作品をシェア

pagetop