ヴァンパイア様と猫

となるとあたしは今、何をされてる?


答え→吸血されてる☆


ピンポン、大正解ー!!


きゃっふー…じゃねぇよ!!!!!!




「ちょっ………い…ち…」


今まで感じたことのない甘い痛みにマトモに声がだせない。


「んぁっ………」


口をついて出るのは甘い声のみ。


その声に羞恥してしまう自分。




最後にペロッと首筋を舐められて猫みたいな声を出した。


「やっぱり…な」


意味深なことを言った依智は素早くあたしの部屋から出ていき、戻ってきたかと思うと"あるもの"を持っていた。




「そ…それ………」


依智が手に持っていたモノは…猫じゃらし。


や…むっちゃヤバい………。


猫じゃらしに対して自制心が…。


我慢の限界に達したら猫耳に尻尾が出てきちゃう…。


は…早く猫じゃらしをどこかあたしの見えないとこにやってよー!!


なんて願いは虚しく………


「ん☆」


そう言ってあたしの目の前に猫じゃらしを出した。


ぅッ………。


「んにゃー」


そう言って猫じゃらしに飛びついた…。

















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