ヴァンパイア様と猫


現在の時刻はAM7:00。


え?


昨日、あのあとどうなったのかって?


皆さんの想像にお任せするよ…って言いたいところだけどお任せしてヤバい想像されても困るんで一応言うよ。


あのあと、運よくあたしの携帯がまた鳴ったの。


それで返されて、乙女の会話を聞くなってことで部屋から追い出したから何もなかったよ。




清々しい朝ー!!って言いたいけど清々しくなんかない現状。


だってあたしの隣(って言ってもベッドの上)には部屋から追い出したはずの依智がいるんだもん。


しかもあたしの腰に腕を回してるから身動きとれないし。




………てか依智はヴァンパイア、なんだよね?


朝日って大丈夫なのかな?


カーテン開けちゃってるけど。


そんな考えが浮かんでなんとなくカーテンを閉めた。


さて、これ以上ベッドの中にいたら学校に遅刻してしまう時間になる。


なので依智を起こさなきゃならない。


「依智ー? 起きてー?」


耳元で言ってみるも反応ナシ。


「依智、起きてー」


今度は体を揺らしながら言ってみるがまたもや反応ナシ。





.

< 49 / 144 >

この作品をシェア

pagetop