ヴァンパイア様と猫

「んーやっぱ美依の頬、柔らかぁい!! 美依に彼氏が出来るまで、美依はあたしのモノ!!」


………佑祢、一年の時よりレベルアップしてる。


どーしよ…歳を重ねるごとにあたしじゃ止められなくなってきてるんだよね。


あたし以外(もちろん男子)に興味を持ってくれるのが1番なんだけど…難しそう。




ため息をつきつつ立ち上がると佑祢も一緒に立ち上がる。


あたしにベッタリと抱き着いたまま歩く佑祢はある意味凄い。


そしてクラス替えの表を見に行った時は物凄く注目を浴びてしまった。


皆さんの視線が痛いったらありゃしないのでサッサと自分と佑祢の名前のあるクラスを見つけてその場を離れた。




ギリギリになるまでまたしても裏庭にいたあたし達。


教室についた時には既に席は埋まっており、空いてる席は廊下側の1番後ろとその前、廊下側の1番後ろの隣だった。


だが廊下側の1番後ろの隣は『予約席』という紙が貼っており前の席に佑祢、後ろにあたしとなったのだ。


にしても隣、誰なんだろう?


ちょっとワクワクしながら待っていたのであった。





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