俺様な幼なじみ〜ナマイキ中学生〜
久しぶりの再開
再開
季節は春
満開の桜が綺麗に咲き誇っている今日この頃。
ピピピピピッー
「んーーー」
目覚まし時計のアラーム音が部屋中に響く。
あたしはうるさいなぁと思いながらも目覚まし時計のアラーム音を消した。そしてまた布団にもぐりこんだ。
ふーッまた寝れるーって思った時
「んっ・・・待ってよ・・・時計を見た時の時刻って・・・」
七時半だったようなぁー
あたしはもう一度時計を見た。
「しっ・・・七時半過ぎてるしー!!」
あたしはすぐさまベッドから起き上がった。
よりによってこんな時にアラームの時間間違えるなんてーーーっ今日入学式の準備なのにぃーーー。園田由美(ソノダ ユミ)今日から中学三年生になる女の子。
ダダダダダッ
あたしは勢いよく階段から下りた。そしてリビングの戸を開けた。
バンッ
「あらっ由美おはよっ」
「おはよっじゃないー!!なんで起こしてくれなかったのー!!」
「あらっなんども起こしたわよ、だけどあなた全然起きないんだものっ」
「そんなぁーー」
「そんなこと言ってる前に早く朝ごはん食べちゃいなさい」
「はぁーい」
ガチャガチャッ
「はーーやっと準備終ったぁ」
「だねー由美お疲れっ」
「琴音もお疲れだねぇ」
今一緒に話してる女の子は岸田琴音(キシダ コトネ)
あたしの親友なの。
「てか今日ギリギリだったじゃん!!由美にしては珍しくない!?」
あたしは恥ずかしながら琴音に話した。
「実は目覚まし時計のアラーム時間を間違えちゃって七時半にセットしてたの」
「あははははーっ相変わらず抜けてるよねー由美って」
「ちょっ抜けてるってなによー今日はたまたまなのった・ま・た・ま次からは大丈夫なんだから!!」
あたしは廊下を歩きながら話した。今日は入学式だから廊下には新入生らしき人がいっぱいいる。
「でたでた由美の意地っ張り」
「ちょっ意地っ張りっ・・・て・・・・・」
あたしは一点の方向に目がいった。仲良く話してる二人の男の子。二人とも、とりいって目立ってる。その中でも目がいったのは背は低いけど顔が整ったかわいい男の子。