俺様な幼なじみ〜ナマイキ中学生〜
「・・・ではここまで、用事がないやつは直ぐに家に帰るように以上」
それを言い残して担任は教室から出ていった
あれからは普通に爽君の事をあんま考えずに授業が出来た
琴音に感謝だね
あっ今日のお礼にジュース奢ってあげよっ
あたしは琴音の席に向かった
「琴音〜今日マック寄ってかない?奢ってあげるよ今日のお礼に」
「あっ・・・ごめん今日用事あって今日無理なんだ」
琴音は申し訳なさそうにあたしに言った
「あっそうなんだ・・じゃあまた今度奢ってあげるよ」
「うん、ありが「園田 由美ってこのクラス?」
琴音の言葉を遮り大きい声があたしの名前を呼んだ
あたしは声がしたほうを振り向いた
「・・・!!!?」
そっ爽君!!?
なっなんで爽君がこのクラスに来てるの!?
あたしは直ぐにその場に隠れた
「あっ園田ならそこで岸田と話してたぞ・・・あっあれいない!?」
爽君の近くにいた男子が爽君にあたしの居場所を言ったのが聞こえた
でも無視ってか隠れてコソッと帰ろ
あたしは隠れながら帰ろうとしたら琴音に手首を捕まえられた
「ちゃんと話してきな!話さないと前に進めないし爽君だっていい気しないでしょ」
琴音はあたしの目を見て真剣な表情であたしに言ってきた
琴音のこんな表情初めて見た
あたしはこの時気付いた。琴音は今恋をしている事に
だけど琴音がこんなに辛い恋をしているなんてこの時のあたしはなんも分かってなかった
「・・・そっそうだね!!琴音の言う通りだねっあたし頑張ってみる」
あたしは琴音に満面の笑顔を見せた
そうだよね逃げてばかりじゃダメだよね・・・それに琴音に言われたしね素直になれって。少しは気持ち素直になってみようかな頑張って
「その調子その調子頑張ってねゆ〜〜みっ」
ドンッ
「うわっ!!?」
琴音はそう言ってあたしの背中を押した
その衝撃であたしは勢いよく隠れていた姿が皆の前であらわになった