俺様な幼なじみ〜ナマイキ中学生〜

バンッ!!
あたしは帰るなり自分の部屋の戸を勢いよく閉め、その場にしゃがみ込んだ。

「・・・何だったの」

いきなりキスしてきて綺麗とか、誘ってんの?とかもう訳わかんないっ!!

「由美ーご飯よー早く下に下りてらっしゃい」

下にいるお母さんがあたしに言ってきた。

「・・・はーい」

あたしは制服から服に着替えお母さんの居るリビングに向かった。

ガチャッ

「由美っ遅いわよっ!!先に爽君とご飯食べてるから」

「はーい・・・ってそっ爽君!?なっなんで爽君がウチにいるの!?」

あたしは爽君を指差しながらお母さんに言った。

「あら、いってなかったかしら?爽君のお母さんとお父さん今日から一週間旅行に行くからそれまでウチでお世話することになったのよ」

「はっ!?なにそれ!?聞いてないよ!!」

そっ爽君が今日から一週間ウチに泊まる!?ありえないありえない!!

「まっいいじゃない、一週間位さっ早くご飯食べちゃいなさい」

「ちょっ・・・」

あたしは渋々ご飯を食べた。


ご飯も終わり自分のベッドの上でくつろいでいると

トントンッ

誰だろ?

「はーい今開けまーす」

ガチャッ

「そっ爽君!?」

戸を開けたらそこには爽君がいた。

「あっあの由美ちゃんべっ勉強教えてほしいんだけど・・・」

へっ?べっ勉強!?

「勉強教えてほしいの?」

「うっうん、数学がちょっと分からなくて」

なんかいつも通りのそっ爽君だよね・・・大丈夫っぽい。

「うん、いいよ教えてあげるっ」

「あっありがと」

「じゃあそこに座って」

それから爽君に勉強を教えた。分からないって行ってたけど教えたらすぐに分かったみたい。


「できたっ」

爽君は数学のノートを見て満足そうにしていた。

「爽君また分からないとこあったらいつでも聞いてね教えてあげるからっ」

「うん、ありがとっ由美ちゃん僕由美ちゃんにお礼したいんだけど」

そう言うと爽君はあたしを床に押し倒した。

「えっちょっ爽君!?なっ何!」

あたしはビックリして目を大きく見開いた。

「だからお礼だよ」

そう言うと爽君はあたしにキスをしてきた。
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