ヤンキー姫と7人のヤンキー


結果はこっちの圧勝

高史は頬に泥がついただけだし宏道も髪が乱れたくらい


本当に喧嘩したの??と聞いてしまうくらいだ


「ねぇ、莉果」

「なに?高史」

「俺に惚れた??」

「えっ…」



スパコーン!!!


「いってぇ……!!」

「抜け駆けは許さねぇぞ高史」

「みっちゃん!!なんでスリッパ持ってんだよ!」


ワイワイガヤガヤ



何やってんだこいつら

と呆れるのもつかの間
裕太がカバンを渡してきて


「遅刻すんぞ、走るよ」

と声をかけてきた



「やっばぁ!あと二分じゃん!みんな遅刻すんなよ!!!」


そう言って私は裕太と教室へと急いだ


教室は二階、しかも階段よりの五組だから幸運だ
< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop