ヤンキー姫と7人のヤンキー
結果はこっちの圧勝
高史は頬に泥がついただけだし宏道も髪が乱れたくらい
本当に喧嘩したの??と聞いてしまうくらいだ
「ねぇ、莉果」
「なに?高史」
「俺に惚れた??」
「えっ…」
スパコーン!!!
「いってぇ……!!」
「抜け駆けは許さねぇぞ高史」
「みっちゃん!!なんでスリッパ持ってんだよ!」
ワイワイガヤガヤ
何やってんだこいつら
と呆れるのもつかの間
裕太がカバンを渡してきて
「遅刻すんぞ、走るよ」
と声をかけてきた
「やっばぁ!あと二分じゃん!みんな遅刻すんなよ!!!」
そう言って私は裕太と教室へと急いだ
教室は二階、しかも階段よりの五組だから幸運だ