私のかわいい後輩君
偶然を装って春瀬先輩と仲良くなりたい。

それが、俺の小さい夢だった。

春瀬先輩は、男嫌いかもしれない。



でも…
そんなの俺には、関係ない。


「先輩の…」


「う…梅崎くん?」


「先輩の男嫌いは、俺が治して見せますから……」


俺は、そう叫んでいて……



気がつくと廊下を走っていた。



ただひたすらに……


がむしゃらに……



俺は、前に進もうとしていた。

< 124 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop