私のかわいい後輩君
そして……
誓った
『もう恋なんてしない』
って……
男嫌いという堅く重苦しい壁をつくって
自分を守ってきた。
「何処か信じてた。先輩は、そんな人じゃないって」
許せないって思ったときもあった
でも、どうしてか先輩を悪者にできなかった。
「だから……許すもなにも最初から…」
「先輩…!」
「うん。許すよ先輩を……。」
「ありがとうございます。先輩なら、そう言ってくれるって信じてました。」
真っすぐにあたしの瞳を見ながら優しく君は笑った。