私のかわいい後輩君

突然、中川が走りさってしまい、俺はただ呆然としていた。


「やるー。色男~♪」

「は?!」

「中川ってそうだったんだな。」

「なにが?」

「マジで?
わかんねーの?」

「おう。」

「頭がいいわりに、そっちのことは、馬鹿かよ。
あぁー。中川可哀相。」


いやいや、待て待て。
意味がわからん、俺の方がよっぽど可哀相だと思うんだか………。


それにしても、なんで中川はいきなり怒りだしたんだ?

< 238 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop