私のかわいい後輩君

ま、それが梅の良いところなんだけどね。

「あいつさ、そういうことは呆れるくらいの鈍感なんだよ。
そういうことは、直球で言った方がいいぜ?」

鈍感……

「そうだよね。
私……梅に告ってきっぱりしてくる。」

「そっか……頑張れ。」

「うん。フラれるからさ、ちゃんと慰めてよ?」

「泣き顔がかわいかったらな?」

「はは……佐久間は、相変わらずだね。
んじゃ、行ってくる。」


そして、私は勝負に出た。


―かなこSide END―

< 256 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop