私のかわいい後輩君

先輩は、全然俺の話し聞いてくれない。
そんなのってつらい。


「違う……違います。」

気がついたら、叫んでる俺がいた。
叫んでる俺を見ておどおどしだした、先輩があまりにも可愛く見えてきて……
思わず、ため息がでた。

「はぁー。」

これほどまで、先輩のことが好きなんだって実感した。

「え?え?
ため息?ごめんなさい。」

「え?ちょっ…なんで謝るんですか?
先輩って人の話しとか、聞かずに先走るタイプなんですね。」


本当だよ、先走って人の話しを聞かなくて、
でも、そんな先輩も俺は、好きなんだ。

なんか、無償に笑えてきた。



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