私のかわいい後輩君
涼介SIDE
4月に入学してから、気づけば、学校は体育祭モードになっていた。
「んじゃ、対抗リレーの女子の方は、中川さんで決定ね。」
「はーい。」
俺が、知らない間になんか話が進んでいる。
対抗リレー?
なんだそれ…?
「男子は、誰にする?」
「俺は、涼介がいいと思う。」
「は?!却下。」
俺は、部活に入ってないんだから。
リレーとかは、現役のヤツらがやればいいと思う。
「だって、涼介足速いだろ?」
「別に速かねぇーし。お前がやればいいだろ。バスケ部入ってんだろ。」