私のかわいい後輩君

紗羅先輩に無理矢理言われて梅崎君と一緒に帰らされてるけど…。


会話がなく、静まりかえっている。


静まりかえった雰囲気を変えたのは、ほかでもないあたしだった。


「梅崎君…今日はさ…。」

「なんですか?」


「あの…ごめんなさい。」


「なにがですか?」



なにがって…。


「近づかないでってさけんで傷つけた。」


「あーいいですよ。気にしてませんから…。」


気にしてない…か…。


< 88 / 299 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop