のーたいとる
2
****
ぴ、ぴ、ぴ、……
おっと、ヤバいヤバい!!
もう3時だ。
そろそろ帰る準備しなきゃ。
先輩が起きる前に…
私は背中に巻き付く先輩の手をやんわりほどくと、ベッドの回りに脱ぎ捨てた服をきた。
そして、寝室のドアをこっそり閉めるといつものように朝ごはんを作った。
できたてのおかずをお皿に品良く盛り付けると、ラップをかけた。
そして鞄の中から付箋を取りだし、いつものようにメッセージを書き、家を出た。