苺練乳。



『…えっ。』




いつの間にか、

後ろから抱きしめられていて。



あたしの腰には、

しっかりと彼の腕が巻きつけられていた。



「…俺は、春菜ちゃんも可愛いと思うけど。


夏奈の方がもっと可愛いと思うよ。」

『……。』

「だから、声をかけたんだ。」



優太の甘めな香水が、ほのかに香る。


力強い彼の体温が、ダイレクトに背中から感じられた。



…なんで、

なんでそういうことを言うの??



< 23 / 29 >

この作品をシェア

pagetop