もう一度…
智宏はかっこよくて優しい。
だからすごく不安だった。
だからあたしは携帯を大切に
ずっと握っていた。
智宏と繋がる唯一の手段。
そんなことを考えてるともう
おばあちゃんの家についてた。
「久しぶりじゃねぇ〜」
おばあちゃんを見たのは2年
ぶりだった。
2年前おばあちゃんを見たのは
おじいちゃんのお葬式。
「こんにちは。」
あたしはおばあちゃんがすき。
優しいし、なんか一緒にいて
安心するし。
おばあちゃんの家は田舎にしては
大きいし綺麗だった。