もう一度…
あたしの部屋として用意された
部屋に行った。
荷物を整理してベットに倒れこむ。
あたしは壁にかかっていた新しい
制服に気づいた。
思ったよりも可愛くて嬉しかった。
でも…考えるのは智宏の制服姿。
今頃同じ制服着てるはずだった。
〜♪〜♪〜♪
「…もしもし?」
『那未?もう着いたの?』
智宏からの電話だった。
「うん。今部屋片付け終わった」
『そっか。そっちどんな所?』
「山と…川と…木しかない!」
『いいところじゃんか』
「…うん」
『那未?』
「なに…?」
『何不安なってんの?
会えないわけじゃなくて
会える時間が減っただけ。
俺はどこにも行かない。』
電話から伝わる智宏の
暖かさ。