追いかける背中
過去
「ずっと、、、、スキでした!付き合ってくださいっ!」
中1。ちょうど3年前、あたしは告白した。
「、、、、、ごめん。俺、他にいるから」
振られたけど、あたしはどうしてもあの背中から目が離せなかった。
大きくて、だけど別人みたいな幼なじみの背中。
“秀”と手を伸ばせば届いた背中が、今はあんなに遠い。
いつの間にか、離れてしまっていた。
あたし“優”と、“秀”との距離が。