トピック -say hello to メビウス&パンドラ
エンドレス ●▲■
能天気な常識のない奴が、ここにも一人いた。
隠れ"心霊スポットマニア" 廃墟や幽霊出現場所が好きで生理的に凄く興奮する場所・事柄が、異常な程 好きな男だった。

しかし、小宮里 麗 (こみやまざと れい) は、本当の異常者だった。
それは、過去に人には、言えないピストルによる強盗殺人事件や車でのひき逃げ殺人犯を経験していたからだった。
いずれも未解決のまま時間だけが過ぎていた。

そして、ふと気づくとあろう事か、見覚え!?のある所に通りがかっていた。 暑かったので近くの自動販売機の近くに横付けして車を停めた。
ジュースを買って辺りをふと見ると路肩に花束が添えられているのが、目に止まった。
近付いて行く。

自分自身が存在した、結果を残すという意味なのか、その花束を蹴飛ばして散らし、踏み散らかして歩き始めてしまっていた。
少しずつ離れていく。

暗かったはずの帰り道が昼間のように明るく成っているのにきずいた。
目を疑った・・・目が止まった・・・目だけを左右に上方向に下方向に動かして確かめた・・・眉をしかめた。

コピー機のマジックインキが掌から、飛散したような光景が眼前に広がっていたからだった。
星空の星一つ一つに色が付いたみたいに綺麗だった。
< 1 / 12 >

この作品をシェア

pagetop