【短編】冷たい彼氏
おまけ
龍平に“愛してる”と言われてから、一週間。
あたしは今最高に幸せ!!かと思いきや…
「龍平、だーいすき」
「あっそ」
…あの告白が嘘だったかのように、あれから冷たくなった龍平。
何でそんな冷たいの?
もうそんなんならあたし、ぐれてやるーーー!!!
ってなわけで。
「梓音!お願いがあるの!」
「はぁ?」
あからさまに嫌そうな顔をするあたしの弟の、梓音(しおん)
そんな嫌そうな顔しなくたって……
「ねぇ、梓音。あたしのお願い聞いてくれたら、何でも一つだけ願い叶えてあげるから!!」
「まぢ?じゃーやる」
…げんきんなやつめ。
まぁやってくれるのはちょーありがたい。
「んで、何?お願いって」