【短編】冷たい彼氏
「それなんだけど。一日だけ彼氏のふりして!」
「はぁ?何で俺が?しかも年下だし」
「大丈夫。あんたは、大人っぽいから」
へへ。
大人っぽいは、梓音が言われて一番喜ぶ言葉。
これを言っとけば大丈夫だな。
「そーか?分かった。じゃ、やってやる。いつだ?」
ほらね!
「んーと明日!!」
「明日?あー了解」
その後、この作戦について色々話し合った。
そして、当日。
実は今日、龍平とのデートの日。
あんまりデートしてくれない龍平だから、珍しい日なんだけど…
でもあたしは、デートよりヤキモチをとった!!
そう、なんとなくおわかりの通り(わかんねーよ)今日は龍平にヤキモチを妬いてもらおうとたくらんでいるのです!イヒヒ。
ぜーったい妬いてくれるもん!あたしはそう信じてる。