【短編】冷たい彼氏
何で…?
何で抱きついただけで睨まれなきゃいけないの?
あたし彼女だよね?
「じゃ、帰るから」
龍平はそれだけ言うと、そそくさと帰ってしまった。
あたし龍平がわかんないよ。
ねぇあたし彼女だよね?
「わかんないよ、龍平」
それだけ呟くとあたしは、急いで家の中に入った。
もうあたし達だめなのかな?
嫌われちゃったのかな?
それとも最初から好きじゃなかったのかな?
「龍平の気持ちが知りたいよ…」
そのまま龍平のことを考えてたら、いつの間にか眠ってしまった。