彼が猫になる
すっかり忘れてた!

「みゃぁ みゃぁ」

高い声で

彼女は鳴き

彼の足元でジャレテいる

「なんだ。 ヤキモチかぁ?」

「みゃあ!」

何となく声が荒ぶった気がした

不思議

猫ってこんなになつくんだ

可愛いなぁぁ

あたしはしゃがんで

「もう。 意地悪なんだから」

って言ってみた

猫は一瞬こっちを見たかと思うと

プイってそっぽ向いた

「嫌われたねっ!」

おいおい

そんな陽気に言われても

「そうみたい。。。」

そう言うしか無かった
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