彼が猫になる
何が姫苺よ!

幸せの再会のはずなのに

あたしの口から出た言葉

罵声…

「ぁはははっっ」

この笑い声

「やっぱお前だよなぁ~
    あんな悲鳴お前しかだせんし~」

逢いたかった

めちゃくちゃ逢いたかった

彼を感じれて

また声を聞く事ができて

閉じ込めてた感情が一気に

あたしの体を流れる

「ぉ~~泣くな泣くな
    あの扉硬いからなぁ~」

違う違う

痛くて泣いてるんじゃない

あなたに逢えて嬉しいだょぉ。。。

一護ぉぉ。。

泣きじゃくるあたしを

彼は優しく包んでくれた

「ぁ~ょしょし
     痛かったなぁ~~」

ふぇん ふぇん…

涙が出たお陰で

彼のぬくさに包まれた

あぁ。。。

あたしやっぱ

この人だ

何がどうとか

理由じゃない

あたしの本能がそう感じる

一護の事知らない

でもあたしは嘘ついてない

体全体で

この人が好きだって

今分かった
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