彼が猫になる
恋をすると

ツマラナイ仕事も楽しく感じる

先輩に最近

ニヤついてるよって

よく注意される

たまにはあたしにもかまいなさいって

先輩がいじってくる

「あんたしか酒友いないんだからね」

はいはい

ここ三ヶ月

一護が家に居るかもって

ずっと先輩の誘いを断って来たからなぁ

久しぶりに呑みいく事になった

…一護待ってないかなぁ

携帯無いし

こういう時不便

でも先輩との付き合いもあるし

きっと解ってくれるよね

「さぁ行くぞ!!」

男前な先輩

酒が呑めると決まって

仕事を早めに切り上げる

一護があまりお酒を呑まないから

久しぶりのお酒

ぅ~ん 美味しい!!

やっぱり仕事後はビールですね♡

「でしょう!」

あたしの世代はビール離れだなんて言うけど

こんな美味しいモノ呑めないなんて

損だなぁ

ペースが上がる

「っで最近どうなんさ」

先輩はいつも相談役

あんまり惚気ると

先輩不機嫌になるんじゃない~??

「あたしにも
  色気をわけなさいな」

一護の事

沢山喋る

台所でやっちゃうんですよ~

なんて言ったら

「若いねぇ♡ 」

なんて先輩も乗ってくれる

でもいざ惚気ってなると

何も無いのかも

うすっぺらい恋話だなぁて

ちょっと我に帰ってしまった

先輩は経験豊富だから

「あるある」って

二人にしかラブラブ感って味わえないなあ

言葉って薄い

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