彼が猫になる
…ねぇ。 お兄ぃ??

愛美、お兄ぃといて幸せだょ??

もぅ~真剣な話してるの!!

愛美がこぅ思う気持ちって

他の誰かも思ってくれてるほうが

愛美もっと幸せなんだょ??

愛美こう思うの!

あたし人生長くないから

ずっとお兄ぃの傍にいてあげれないの…

…だからちゃんと聞いて!!

愛美の幸せって

お兄ぃが幸せでいることが絶対なんだょ!!

だからね??

お兄ぃは…

自分の大切なもの…

しっかり繋いでないと駄目だょ!!

…後悔して欲しくないんだょぉ…。



…。ぎゅっ…。

「一護… 痛いぃ」

さっきよりも一段と強く

抱きしめられる…

…一護も一杯悩んでたんだ

そっと一護の背中に手を回す

色んな思いを抱えながら…。

決して無駄じゃなかった

一杯悩んで

一杯苦しんで

また一護に逢って

こうして抱きしめられて

ずっと寂しかった

でも今やっと一護を

本当の一護に逢えた気がする

とっても優しい一護

あたし

もぅ一護しかいないって

そう思えるよ

お願い…

もう離さないでね…。

一護。

大好きだょ!!

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