誓いの言葉・高校編
それに、あんなに彼女になって欲しい…って言っていたのに、私が正直な気持ちを伝えたら案外アッサリわかってくれたし


遠距離で受験生…しかも全国大会に向けて気持ちがいっぱいな時に、振られてショックを受けるのを覚悟で本気で告白するものなんだろうか


私が心にひっかかる事は、やっぱりこの事なんだと結論を出した


あの時感じた違和感は、きっとそうなんだ


自分なら、まず自分の存在を知ってもらって…進路や試合に区切りが付いたら告白しようと思うだろう


医学部を目指す程の学力と、関学園の主将を任され試合の大事な局面で冷静な試合を行い結果も出せる人が勢いで行動を起こすだろうか…


う〜ん
理由はわからないけれど、何か別に理由がありそう


なんだろう



「おい!佐久間。さっきから何難しい顔してんだ?」



「あ……………葛西。実はさ〜アンタのいとこの事が気になってね…」


「え!じゃあ 上手く行ったのか?」


「違う!そ〜じゃなくて」
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