誓いの言葉・高校編
それにしても、忙しすぎる
合宿から帰ったばかりなのに!

リビングに行くとチビ達と遊んでいた省吾さんが私を見て固まった

チビ達なんかは一瞬

「?」




「あっ ////用意できたんだな。じゃあ行くか!」

と、省吾さんは立ち上がり由美子さんに挨拶してリビングを出た

慌てて追いかけながら無言で車に乗り込む省吾さんの背中を見て
私…何やってんだろ
と、思った


こんな可愛い服着て…似合わないよ…いつもより短めのスカート丈を気にしながら助手席に乗り込むと


省吾さんが後部席に置いてあったミニクッションを渡してくれた


「……//あのさ…可愛いく似合ってるんだけど、ちょっとスカート短いよな…///気になるからさ…これ使って膝に乗せとけ」


前を向きながら渡す省吾さんの耳は真っ赤で私まで急に恥ずかしくなり車内では暫し沈黙


車が郊外に向けて移動し始め私は省吾さんに質問した

「何処に向かってるの?」


「昨日渡された紙には、街から30分程離れた所にあるみたいなんだ」


「ふ〜ん。昨日浅井さんと会ったんでしょう?久しぶりだから嬉しいな…」
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