誓いの言葉・高校編
ご主人と話しを終えた省吾さんが、少し顔を赤くして戻って来た


それを見て浅井さんが省吾さんに


「頑張って!」


と声をかけた

突然言われた省吾さんは、更に顔を赤くして

「じゃあ 帰ります!ありがとうございました」

と言って突然歩き出したから私は必死で後を追いかけた

玄関先で手を振る二人はニヤニヤしてるし



も〜う!


気が付くと随分前を歩く省吾さん

私は一人で坂道を歩いた
可愛いけれど履き慣れない靴で来た事を少し後悔していたら

省吾さんが息を切らして走ってきた


「ごめん!先に行ってて…」

そう言ってまた手を掴まれた


省吾さんは無言で歩く


私は繋いだ手が熱くて……

「あっ!」


私は、小石に躓きよろけた


その瞬間抱えられ抱きしめられる様な体制に…

「あ…………ごめん!大丈夫か?」


「うん。ありがとう」


直ぐに離れた省吾さんの体温が少し淋しく感じ………
え 淋しい?

私はーーーーやっぱり省吾さんの事好きなのかな


程なく駐車場に着いた私達は眼下に広がる夜景に息を飲んだ


「わぁ〜綺麗!!」


私は嬉しくて手摺りに手をかけ身を乗り出した
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