誓いの言葉・高校編
……………

「実はその葛西隆文について話をしたかったんです。さっきドライブ中に彼がファミレスに入る所を瞳が見つけて…」


「え?関学園にその子通ってるんだろ?ここから2時間位離れているぞ?」


「そうなんですよ。こっちに親戚がいるみたいですが、気になって俺ファミレスに行ったんです。
ちょうど駐車場から見える席で…………そうしたら、彼は男と会っていたんです」

「男?」


「はい………………
その相手俺の知り合いでした。


木戸 司 バイト先の塾講師です」


「もしかしてその男…」


「俺も一瞬考えました。犯人の弟なんじゃないかって…でも、苗字が違うし…」


「そのバイト先の知り合いは何歳?」


「えっと………確か大卒3年目と言ってたから、25〜6?かな」


「省吾君、偶然かもしれないがどうも気になるな…過去の記事等を見直してみるよ。できれば君には木戸君の事調べて欲しいし…全国大会でその葛西隆文と瞳は会うんだろ?瞳の事しっかり見てて欲しいんだ」


「わかりました。瞳に伝えますか?この事」


「………試験が終わるまではまだ…」


「わかりました」


密かに俺は、倉田と言う男に会いたいと思った
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