誓いの言葉・高校編
「いいよ。遊ぼっか!僚君もおいで」


「あ あの〜なんかごめんなさい。大丈夫なんですか?予定は無いんですか?」


「大丈夫。俺妹しかいないから、弟とサッカーとかしてみたかったし新鮮で良いわ〜」


そんなもんかな?
二人とも省吾さんと楽しそうにしていて何だか羨ましかった。


チビ達がだんだん活動的になればなる程、私にはだんだん遊びの相手をするのが辛くなってきていた


この間なんか「忍者ごっこ」だったし、その前は「怪獣」やらされたし


こうして三人を見ていると歳は離れていてもちゃんと男同士の世界になっていて不思議だった


…………………あっ
----ダ----ン!!

僚が転んだ


「わ〜〜〜〜っん!お姉ちゃん!」


私は思わず駆け寄ろうとした

でも

省吾さんに阻まれた

「僚!泣かないで自分で起きろ!お前男だろ?いつまでも、女に甘えるな!」


ひぇ〜




すると

涙でぐちゃぐちゃな顔しながら、ヒック ヒック泣くのを我慢しながら一人で立ち上がった


「うおぉー僚すっげー!」

航も興奮している

だっていつもなら絶対に起きない

膝から血を少し出していても我慢しながら立った僚に驚く
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